自分を取り戻すためのひとり旅
お題「初めて一人旅をします。一人旅でよかった場所、一人旅初心者におすすめの旅行先を教えてください。」千と千尋や銀河鉄道の夜を連想させる北海道のJR花咲線に是非乗車してみて下さい。
釧路から根室に向かう花咲線は(進行方向右側が好きです)、釧路湿原を走る釧網線より野生動物を発見しやすいです。線路の近くで鹿のファミリーを🦌見たり、丹頂鶴のペアが食事中だったりします。自然の中を走り抜ける感覚がいいんです。
私が1番好きなおすすめの場所は厚岸駅から茶内駅にかけての区間です。線路ギリギリに海が迫り、人工物がほとんど無い霧多布湿原を走って行きます。千と千尋の電車に乗っているみたいなのです。本当に美しい湿原が続きます。
茶内駅でJRを降りて浜中町営バスに乗って、霧多布湿原の中央を通る車窓の風景を満喫して終点まで行きます。終点の温泉♨️でまったりもできます。そこから霧多布岬までは歩くとかなりの距離はありますが、野生のラッコ🦦にも出会えます。海岸へは降りることが出来ないので双眼鏡を持参しラッコを探します。運悪くラッコを探せなくてもとても見晴らしのいい美しい岬です。
*JRもバスも本数が少ないので、🦦ラッコ目的の場合は宿泊をお勧めします。
車🚗も便利で良いのですが、私はひとり旅の時には鉄道🛤やバス🚌を利用しています。目的地までの景色を存分に楽しみながら、心を空っぽにできるからです。リラックス旅ができます。
何度か公共機関を利用してのひとり旅をしていくうちに、不便さから要領や工夫を探し出すことがとても好きになりました。鉄道やバスのダイヤを見ながら時間をかけて計画するのはメチャクチャ楽しくてワクワクします。
アクシデントが起きた時にはドキドキしながら焦りとスリルを味わい予定変更します。
自分で自由に調節できる車と違い、公共機関利用だとアクシデントは(必ずと言っていいほど)起きることが多いのです。
しかしそのアクシデントが後に印象的な素晴らしい思い出へと代わります。
アクシデントが起ると、宿に連絡したりあれこれ調整して大幅な予定変更になってしまうことも。
アクシデントの一例
予定の電車やバスが来ない
現地に行ってわかる距離の遠さ
最終便が何故か早く出てしまった
ヒッチハイクになってしまったこともあります。
などなどいろいろなことがおきるので冷静さが養われます。これがひとり旅の醍醐味です。
そしてアクシデントを乗り切った後はそれはそれは心地が良いのです。「ヤッター!方法を見つけた‼︎なんとかなった~💪ほっとしたー」
アクシデントを乗り切ったことで、満足感と充実した嬉しい
感情が湧き起こります。自分を自分で誉めます。
私の場合はアクシデントを乗り切ったご褒美が“温泉♨️に入る”です。
自分へのご褒美ってとても大切なのです。アイスクリームでもケーキ🍰でもすごく自分を誉めたくなる“自尊心を高められる絶好の機会”だからです。
結果的に“ひとり旅”は私が自分でできる『自分を取り戻すための旅』の1つとなります。
このアクシデントを乗り切るスッタモンダの行程が【この世に居てもいい】という私の存在感をしっかり肯定する認知的作業となります。
楽しくてやりがいがあるひとり旅だ〜い好きです!
詰草 蓮